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不良亭主

長野オリンピックの年のゴールデンウィーク、ひろこは副腎摘出の手術を受ける。

豆粒みたいな小さな臓器だけど体の深いところに有るので手術は大きい。肋骨も何本か切除した。

手術室から出てきた彼女は土気色の肌、医者の問いかけに必死で開けるまぶた。成功と言う言葉が信じられない、胸が絞られる、心が痛い。

結婚して7年目だった、それなりに仲のよい夫婦のつもりだったけど、遊び好きでいい加減な自分はけしてよい旦那ではなかったと思う。でもこの瞬間、何より大事なのはひろこの命と健康、それを守るために生きよう。そう思った、改めて夫婦になった気がした、家族になった気がした。

 

ひろこの入院中に『ナウシカ』のコミック全巻を差し入れしてくれた、コイちゃん、何度も入院してるから欲しいものが分かるんだね。喜んでたよ、ありがとう。

そのひろこは今は居ません。

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